日本の「外国人犯罪」 後編

3)薬物事犯

薬物事犯とは「覚醒剤事犯、大麻事犯、麻薬及び向精神薬事犯及びあへん事犯 」を指しています。

(表12 薬物事犯)
薬物事犯 国内総検挙件数 1万9690件
外国人検挙件数
1342件(6.82%
来日検挙件数
809件(60.28%)
在日検挙件数
533件(39.72%
(図12 薬物事犯の在日検挙件数)

薬物には国内生産されるものと密輸されるものがありますが、これらを消費者(薬物使用者)のもとに届けるには、日本国内に追いても物流ルートを構築しなくてはならず、当然日本に滞在期間の長い「在日」がこれを手掛けることが多くなることから、特に日本人のように見えて日本語も堪能な韓国朝鮮系が大活躍してしまうのです。また薬物については被害者(=使用者やその家族)が通報してくることはまずないので、他の犯罪と違い多くの犯罪者が社会に潜在していて、検挙されにくいという特徴があります。

(4)売春防止法違反

この売春防止法違反に関しては、在日外国人のほうが検挙件数が圧倒的に多いのです。但し、実際に検挙されているのは「接客から恋愛に発展した」という曖昧なラインが問題になり得るような売買春の当事者ではないのです。恋愛は「内心の情」であり、それを肯定することも否定することも難しいため、そこらへんは警察も人権派弁護士などのツッコミに対し予防線を張って検挙しません。

しかし、言い逃れができないのは、「管理売春」つまり売春婦を客と結びつけ利益を得る管理者。警察は実際の売春婦とお客を参考人として取り調べ、この管理売春について立件するのです。このため、例えば私達が歌舞伎町〜大久保あたりのホテル街や、池袋北口の奥のホテル街で見かける売春事案の実数や認知取り扱い実数とは、かなりかけ離れているのです。このため以外にも中国人が圧倒的で、韓国朝鮮は少ないのです。

(表13 売春防止法違反)
売春防止法違反 国内総検挙件数 427件
外国人検挙件数
79件(18.50%
来日検挙件数
25件(31.65%)
在日検挙件数
54件(68.35%
(図13 売春防止法の在日検挙件数)

(5)風俗営業法適正化法違反

これも来日外国人による犯罪より在日の方が多いのです。風営法違反とは、具体的には風俗営業を学校や病院などの店舗の場所的な違反、営業時間に関する違反などでガサが入ることが多く、売春防止法とは異なる理由での検挙です。但し、いわゆる本番なしの性的サービスが行われていることを端緒とした事件捜査の結果であることも多いのです。

(表14 風営法違反)
風営法違反 国内総検挙件数 1610件
外国人検挙件数
370件(22.98%
来日検挙件数
162件(43.78%)
在日検挙件数
208件(56.22%
在日の内訳
(図14 風営法の在日検挙件数)

その在日の内訳を見るとやっぱり中国人圧勝。
性風俗営業に関しては、中国人による事件の検挙のほうが多いのです。ちょっと意外でしょ?
では、性に関する「風俗犯罪」ではなく、「性犯罪」はどうなのか?
特に強姦を含む「強制性交等」や、抵抗も逃げることもできない状況での「強制わいせつ」はどうなのか? 見てみましょう。